「再改定は物理的に困難」レインボーユニオンが新潟労働局と意見交換

レインボーユニオンは5日、新潟労働局と新潟地方最低賃金審議会に対して、最低賃金の再改定を求めて意見交換を行いました。

新潟県最低賃金は890円で、前年度比3.6%アップと全国平均を上回っていますが、物価高騰に見合う引上げ額にはなっていません。物価高騰のために「1日2食に減らした」という労働者の声を紹介して、再改定のための諮問を行うよう求めました。

労働局の担当者は、生活が苦しいことに理解を示しつつ、最低賃金に関するスケジュール、予算、人員の問題から、物理的に難しいと答えました。

厚労省が各種指標を注視しながら諮問を行わないことに対して、新潟労働局は、「再改定について指標は前例がない」「私どもは中央(厚生労働省)を見ている」と答えました。