7月29日、第2回栃木地方最低賃金審議会が行われ、いつものように、労働局前でスタンディング。
中央最低賃金審議会の目安が出ていないため、審議会では、意見陳述のみ行い、とちぎコープ労組の方とわたらせユニオンの嶋田が意見陳述を行った。
意見陳述では、世界的な物価上昇の中、フランスやイギリス、ドイツの最低賃金引き上げについて述べた。これらの国ではこの1年ほどの間に、頻繁に最低賃金が引き上げられ、しかも大幅な引き上げが行われている。特にドイツでは、この10月からの改定を含め、1年余りの間に25%の引き上げが行われる。日本での2%とか3%の引き上げが議論されているのと極端な違いがある。
2022年6月の総合消費者物価は1年前に比較して2.5%の上昇となっており、これを基に今年の最低賃金の引き上げが議論されようとしているが、意見陳述では、8月とか9月の物価上昇がさらに進んだ場合、労働局長が年内に再度、最低賃金改正の諮問を審議会にするべきだと訴えた。
(わたらせユニオン)