2021年度の地域別最低賃金がまもなく改定されます。改定日と金額は、都道府県ごとに異なりますので、厚生労働省の全国一覧表でご確認ください。また、今年のポスターも発表されました。
各地の労働組合が、最低賃金の改定に合わせて街頭宣伝を行っています。
最高額が時給1041円、最低額が時給820円です。全国加重平均は時給930円ですが、ほとんどの地域で、この平均額以下です。あなたのお住まいでの最低賃金は、いくらでしょうか。
まだまだ低すぎますが、それでも使用者が、この金額以下で働かせると処罰されます。身の回りの店頭求人が最低賃金以下になっていないか、気にしてみてください。
また、最低賃金は、パートやアルバイトだけでなく、試用期間中だったり、派遣労働者、月給制で働く労働者にも適用されます。時間単価を計算して、最低賃金額と比較してみましょう。
自分の賃金が最低賃金より低いのではないかと思ったら、まず労働組合に相談してみませんか。労働基準監督署であれば、最低賃金額を守らせることはできますが、それだけです。最低賃金の少し上という賃金は、非常に劣悪な労働条件と言わなければなりません。調べてみて最低賃金より上だったとしても、賃金などの労働条件の向上を求めて、いっしょにたたかいましょう。