最低賃金の再改定を国会でも!院内集会

最低賃金大幅引き上げキャンペーンは22日、衆院第一議員会館で、物価高騰を上回る最低賃金の再改定を目指す集会を開きました。

参加者は、物価高騰の実態を訴えました。

  • 毎年、パート労働黒書を作成している。最低賃金が上がると賃金が上がる。「玄関灯をつけないで節約している」、「子どもの成人式に晴れ着を着せてやりたかった」、「室温の設定温度を20度に下げた」など、光熱費や食費の高騰で厳しい。(生協労連)
  • 最低賃金で働く人の労働相談が多い。60歳を超えて嘱託職員になったら最低賃金になった。マネージャーも最低賃金。電気代が高く驚いている。ダブルワークも考えたが、健康面で心配になる。コロナ禍で会社も縮小している。政治が最低賃金を上げてほしい。(全国一般三多摩労組)
  • 郵政職場の非正規社員の時給は、最低賃金に20円加算して決まる。ダブルワークしている人もいる。埼玉と東京では160円の違いが生じるところがある。「新しい正社員」は高くても時給1272円と賃金も低い。(郵政ユニオン)
  • 生活苦のアンケートを採った。「食べ物はいつももやし、豆腐、納豆」、「湯船は半分だけ」。春闘が組織化されていない人から遠くなっているのではないか。(レインボーユニオン)
  • 高速道路が民営化されたとき経費が3分の1カットされたが、それは下請け労働者の賃金で行われた。物価高騰を受けて、インフレ手当の要求を出し、勝ち取る職場もあった。生活が逼迫している。最低賃金の再改定に向けて、全国各地の労働局に要求していく。(全国一般全国協)
  • 再改定の前倒しを求める。健康で文化的な生活を営めない。ユニオン同時アクションを取り組む。毎日が厳しいときに、各種指標を「注視する」という不作為があっていいわけがない。(下町ユニオン)
秋まで待てない!最賃上げろ!最賃大幅引上げが非正規労働者の春闘だ!物価高騰を上回る最低賃金の再改定を!2.22院内集会【最低賃金大幅引きげキャンペーン】 2023年2月22日

賃上げが重要だということは、誰もが言うようになりました。春闘にも注目が集まっています。しかし、それだけで低所得の労働者にまで波及するでしょうか。いま求められていることは、物価高騰を乗り越える最低賃金の再改定です。

私たちは、全国各地で最低賃金を再び引き上げるように求めて活動してきました。

国会でも大きく取り上げるよう、院内集会を開催します。ぜひお越しください。