時給1000円では不足明らか

最低賃金は、全国加重平均で時給902円。仮に1000円になっても、まだまだ不足です。

店舗スタッフを退職した20代男性(在籍時:正社員/年収220万円)は、当時の年収や手取りについて「その辺のバイトの方が稼げます」と語る。
「賞与年14万円くらい。月収が手取り15万円程。東京で一人暮らしすると、服も買うのでお金は貯めることができませんでした。借金している社員もいた」

時給が1000円も、年収は200万円になりません。この男性は、年収200万円より多いのですが、貯金はできません。つまり、何かトラブルが起きたら、生活は破綻します。東京の一人暮らしですから、家賃が高いと思われますが、自家用車は持っていないでしょう。

この事情は、地方でも同じです。家賃は安くなりますが、自家用車の維持費が必要です。

最低賃金は、時給1000円でも足りないことは明らかです。年収300万円には足りませんが、時給1500円を目指すべきです。