ハンガリーでは、2022年1月から最低賃金が月額20万フォリントに引き上げられる見込みです。現在は月額16万4000フォリント。
注目は、ハンガリー商工会議所のパラグ・ラースロー会長は「安い労働力が競争力のカギという過去30年間の考え方と決別し、効率性、生産性、幸福度などの多面的な視点から賃金を検討する、欧州的なアプローチに移行する必要がある」と述べているところです。
日本では、低く押さえ込まれた最低賃金のために、賃上げがなく成長しない状態が続いています。ようやく与野党から最低賃金の引き上げの声が出たり、コロナ禍での最低賃金の引き上げの重要性にスポットが当たるようになりました。しかし、経済団体は、いまだに強く反発しています。